高血圧 生活改善治療の知恵

高血圧、高血圧症、治療、生活習慣改善

高血圧と合併症

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 高血圧は日本の成人に最も身近な病気であり、国民の4人に1人がかかっているともいわれています。
高血圧を放置すると、脳や心臓、腎臓や眼、全身の血管においてさまざまな障害が起こりやすくなります。

脳 → 脳卒中(脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞)
心臓 → 心筋梗塞、心不全
腎臓 → 腎不全
眼 → 網膜症


合併症を予防するための高血圧対策

  血圧を下げるだけではダメです。高血圧症治療の最終目的は脳卒中・心臓発作などの動脈硬化が進んだ結果起こる病気の予防です。言い方を変えれば高血圧は脳卒中・心臓発作などを起こす原因のひとつに過ぎません。血圧を下げる事だけに囚われず動脈硬化を悪化させる他の要因がないかを調べながら一緒に対処する事が重要であると考えています。
動脈硬化を進める要因には高血圧以外にも糖尿病・脂質異常症(LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪)・喫煙・肥満・慢性腎臓病・メタボリックシンドロームなどいろいろあります。



高血圧と合併症について

脳に関するもの

「脳梗塞」
脳動脈が動脈硬化を起こし、血管がしだいに狭くなり最終的に詰まってしまうものです。血流が止まると、脳細胞が壊死し、脳に重大な障害をもたらします。

「脳出血」
高血圧が続くと細い血管が動脈硬化を起こしたり、血管がふくらんで動脈瘤を創ります。脳動脈が変性して弱くなり、ついには破裂し、脳の中に出血するものです。
多くの場合は自覚症状がなく、突然起こります。急激な発作の場合は、死亡することもあります。

「くも膜下出血」
脳出血の一種で、血管の壁にできたコブ(動脈瘤)が破裂し、クモ膜下腔という脳の表面のすき間に出血するものです。



心臓に関するもの

「心肥大」
これが続くと「心不全」になり、動悸・息切れ・呼吸困難などに陥り、生命にも関わります。

「狭心症」
動脈硬化によって心臓の冠動脈が狭くなり血液の供給が低下した状態を「狭心症」と言います。心臓の虚血状態が急に起こって、10分以内で回復するものです。一時的な血液不足で胸の痛みも10分くらいで楽になりますが、何度も繰り返し起こるのが普通です。

「心筋梗塞」
冠動脈がさらに細くなったり、血栓が詰まることで、血液が供給されない部分が懐死する病気が「心筋梗塞」です。最初の発作で3割の方が亡くなり、半数以上は1時間以内に亡くなると言われています。


腎障害

腎臓の小動脈の動脈硬化が腎機能を低下させることを「腎障害」「腎硬化症」といいます。
進行が遅いため発見されにくいのですが、腎不全にまで疾患が進行すると血圧は更に上がります。


糖尿病

高血圧が直接の原因ではありませんが、高血圧の人はそうでない人に比べて2〜3倍も多いことがわかっています。
高血圧の人が糖尿病になると、それぞれの病状が加速され、「心筋梗塞」などが起こりやすくなります。

高血圧と脳卒中・心筋梗塞の関係

現在では高血圧が 160/100mmHg以上の人は、120/80未満の人の7倍の確率で脳卒中や心筋梗塞となるそうです。海外でも危険が高まることは証明されていますが、日本でも同様のことが報告されました。

やはり高血圧が続くことは病気の元となるため、症状のない早い時期から治療する必要があります。

健診で指摘されて放置されている方は注意して下さい。他の病気になってから治療するのは、物が壊れきってから直すような事です。もしそのままにされているのであれば、一度考え直してみてはいかがでしょうか?


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