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リウマチの手術の

抗リウマチ薬を使用しても腫れや痛みが強く日常生活に支障をきたす時は、ステロイドの内服や関節注入を行います。肘関節に限局している場合、スプリントでうまくいかない時は、比較的早期から滑膜切除術を行うことがあります。肘の滑膜は取りやすく術後成績がよいのです。膝関節は後方の滑膜が取りにくく成績はあまりよくありません。通常、侵襲の少ない関節鏡下切除を行いますが無効の場合は開いて切除します。手、足、手指関節も滑膜切除を行うことがあります。滑膜切除術は再発率が高く、骨変化が強い時期であれば人工関節にした方が、関節可動域や疼痛の除去の点からも格段に成績が良いといえます。骨変化が強くなく、部位は限局しているが炎症が強く痛みが激しい時等が一番の適応と考えられます。滑膜切除は反復して行えますので、人工関節までのつなぎの治療としても施行されることもあります。近年、根治的多関節滑膜切除術という治療を行っている施設があります。平均11関節の滑膜を同時期に切除してしまうのです。炎症を鎮めリウマチの進展を遅らせる効果があるとの報告もあります。股関節や膝関節といった荷重関節には人工関節置換術が行われます。リウマチ友の会のアンケート調査では発病後15年で43%が人工関節を入れています。15分以上歩行が困難になったら手術を考えます。大事なことは、骨がまだしっかりしているうちに手術をするということです。リウマチの患者さんはあまり動けませんし、ステロイド等を使用しているので、骨が脆くなっていることが多いのです。完全に歩けなくなってしまうと骨がさらに脆くなるだけでなく、筋肉等の関節の支持組織も弱くなり人工関節をうまく固定することができなくなるのです。一般に骨セメントを用いて骨に固定します。術後の感染は1%くらいです。関節のゆるみも問題になりますが、これはポリエチレンの磨耗粉が骨と人工関節の間に入り込んで起こります。最近ではポリエチレンを用いない金属やセラミックのみの人工関節も用いられるようになってきました。ポリエチレンを用いないと摩擦が大きくなり可動域は減少しますが、年々改良されてきています。人工膝関節は術後10年で97%、15年で90%が残存しています。人工股関節は10年で95%、20年で85%くらいです。以前は60歳以上が適応といわれましたが、再置換もできるようになり、より若年で手術が行われるようになってきています。
足関節は関節固定術が行われることが多く、人工関節の成績は股、膝関節ほどよくありません。
肩関節の滑膜切除はあまり行われませんし、人工関節の成績もよくありません。頚椎病変は非常に頻度の高いもので、発病10年を超えると6割程度に第一、第2頚椎間の亜脱臼がみられます。軽い時はソフトネックカラー、ポリネックカラー、重度になるとフィラデルフィアカラーを用います。環軸関節前方亜脱臼が10mm以上であれば手術を考えます。首がこりこり音がする、手指の運動障害が強い、しびれがかなり強い等の訴えがあれば7mmくらいでも手術を検討します。頚椎病変が広範囲であれば、固定も広範囲になりますが、下位頚椎に負担がかかるため、今度はその部位がやられることがあります。

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食事・運動・日常生活の注意

慢性関節リウマチの食事の注意につきお話します。青身魚に多いエイコサペンタエンサンには抗リウマチ作用があるといわれています。いわし、さば、サンマ、まぐろ、さけ等はとられたほうが良いでしょう。鳥肉に多いコラーゲンはリウマチにいいという報告があります。皮の裏に多くついています。緑黄色野菜も良いとされています。治療にステロイドホルモンを用いている患者さんは、糖尿病(5mg程度では通常起きない。10mg以上では注意)や高脂血(プレドニン1mgでコレステロールは2mg程度増加する)を併発していることがしばしばあります。その際はそれに準じた治療が必要になります。当ホームページの糖尿病教室、高脂血症教室を参考にして下さい。
体重が増えると、膝等に負担がかかりますので、太り過ぎないようにして下さい。
シューグレン症候群を併発している患者さんにはさといもがいいという人もいます。唾液の量を増やす作用があります。
運動は炎症が強い時期でなければ、ゴルフでもテニスでもやってかまいません。ただ翌日まで関節痛が残るようなら、やり過ぎですのでセーブしてください。手芸でも絵でもやってよいのです。やり過ぎて、悪くなる人より、使わなくて悪くなる人のほうがはるかに多いのです。リウマチ体操を毎日行う習慣をつけてください。
日常生活の注意点として、身体を冷やしすぎないよう気をつけましょう。夏のタクシーは運転手の真後ろがよいのです。直接クーラーが当たらないためです。同じ理由で寝室のクーラーの配置にも気をつけてください。一番大事なことはあまりくよくよ考えず、楽しく生活するように心がけることではないでしょうか。楽しいことをしていると痛みが気にならないという経験は皆、あると思います。落語などを聞いて、よく笑うと免疫反応も炎症所見も良くなることが分かっています。

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